先日、娘が鼓膜切開をしました。
耳鼻科に連れて行くと、耳の中を見た先生が「あー、これはもう切開だね」と。
不幸中の幸いと言うべきか、鼓膜切開が必要なのは片耳だけだったんですが、鼓膜切開しなければいけないほど重症化していたことを知って僕も妻もひどく落ち込んだものです。
今回はそんな僕たちの反省点や中耳炎との付き合い方について詳しくお話しするので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
鼓膜切開するかは「膿の量」で決まる?
中耳炎について調べると、
- 昔と違い、今は鼓膜切開を極力しない
- 中耳炎がある程度ひどくても薬(抗生剤)で治療する
といった情報をよく見かけますが、今でも鼓膜切開は当たり前のように行われるそうです。
ガイドラインになっているのかはわかりませんが、かかりつけの耳鼻科では「膿の量」で鼓膜切開をしているとのこと。
娘の耳の中をモニターで見せてもらったんですが、明らかにボコッと腫れていて、中耳炎の症状別一覧写真の「重症」の状態とそっくりでした。
そこまで腫れてしまうと圧迫感で痛みが激しいので、薬で治療するよりも切開して膿を出した方が痛みが引くのも治りも早いそうです。
「できれば抗生剤で治療したい…!鼓膜切開は嫌…!」なんて思っている方もいるかもしれませんが、鼓膜切開自体に相当なリスクがあるわけでもないそうです。
鼓膜切開の流れ
鼓膜切開と聞くとすごくリスクの高い手術のように思えますが、麻酔をして腫れているところに穴を開けて膿を出す治療なので、入院も必要ありませんし、子どもの場合は医療費助成制度でお金もかかりません(無料)。
娘の鼓膜切開は以下のような流れで、すぐに終わりました。
- ガーゼのような物を耳の中に入れ麻酔液を鼓膜に浸す(注射針などは使わない)
- 15分程度待つ(最初はヒリヒリするようです。娘も数分は泣いてました)
- 鼓膜切開(数分で終了)
鼓膜切開をしている時と終わった後の数分は泣いていましたが、その後は特別痛がる様子もなく元気でした。
鼓膜切開した後はお風呂に入ったり保育園に行っても大丈夫?
鼓膜切開した後の過ごし方ですが、元気であればいつも通り過ごしても問題ありません。
熱が出なければ翌日保育園に行っても大丈夫ですし、鼓膜切開した日にお風呂やプールに入っても大丈夫です。
「耳の中に水が入ったら悪化しそう」と考えてしまうのが普通ですが、中耳炎の原因はほぼ鼻水なので問題ありません。
ただ、鼓膜切開したことで膿が垂れてくるので(耳だれ)、こまめに拭くことと、その旨を保育園の先生に伝える必要があります。
真っ赤な血が出てくるわけではありませんが、布団と耳はけっこう汚れます。
耳を少しでも痛がったら耳鼻科へ連れて行こう
最後に、自分への戒めとしてお話ししますが、子どもが少しでも耳を痛がったら耳鼻科へ連れて行くことをおすすめします。
僕たちも中耳炎を決して甘く見ていたわけではなく、むしろけっこう気を付けていた方だと思っていたんですが、今回鼓膜切開をすることになってしまったので。
娘の場合、耳鼻科に連れて行くまでの流れはこんな感じでした。
- 土曜日の深夜に耳が痛いと訴える(これが初めて。少し泣いたが10分ほどで寝る)
- 翌日(日曜日)病院に連れて行こうか迷ったがまったく痛がる様子もなく、かかりつけ医が休診日だったこともあり、遊びに行ったり、昼寝をしたり、いつも通り過ごす(一度も耳を痛がる様子なし)
- 深夜に突然すごく耳を痛がるようになり、朝になっても耳が痛いと訴える
- 翌日(月曜日)、耳鼻科で鼓膜切開
今回の反省点は日曜日に耳鼻科へ連れて行くことでしたね。
「深夜に少し痛がっていたけど、今日はまったく痛がってないな。ちょっと様子見て月曜日にかかりつけ医に行こうかな」という判断をしたので、かかりつけ医とか娘の様子関係なく日曜日に連れて行くべきだったなと。
今回の僕らのように耳鼻科へ連れて行こうか迷うケースもあると思いますが、子どもが小さいうちは「迷ったら耳鼻科」が間違いないと思います。
耳鼻科の先生も「少しでも心配なら見せに来てください」と言っていましたので。
この記事が少しでもお役に立ったら嬉しいです。
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